50代からのシンプルライフ | 心と体を軽くする暮らし方

断捨離はただ「物を捨てる」ことではありません。断捨離の目的は「物への執着を手放し、心もリフレッシュすること」です。

「片付けたい」と感じるのは、何かに行き詰まりを感じている時かもしれません。1日で片付かない場所は「次回に持ち越す」のが断捨離のコツです。

自分に合ったルールを決めて、無理せず進めていきましょう。

50歳になったらスタートすべき断捨離

子育てが一段落し、自由な時間が増えた50代！
新たに迎えるこの時期に、「不要なものを整理して、すっきりした暮らしを送りたい」と考える人も多いのではないでしょうか。

「50代での終活なんて早すぎる」と感じるかもしれません。しかし、物の整理には意外と体力を使うものです。

「何を捨てていいかわからない。」とか、「自分の物よりも家族の物の方が多い。」とか・・・そういった壁にぶつかり、手が止まることもあるでしょう。

今回は、「断捨離のコツ」と「まず手を付けるべきアイテム」を紹介します。これを機会に身の回りのものを見直し、軽やかに過ごす準備に取り掛かりましょう！！

ルールを決めて進める断捨離ですが、避けるべきこともあります。それは「家族の物を勝手に処分すること」です。

自分のストレスを解消するために始めた断捨離でも、家族の物を無断で捨てるとトラブルの元になり、新たなストレスを招く可能性があります。

家族のスペースには手を付けず、自分のエリアをすっきりさせることが大切です。そうすることで、家族も「自分も片付けようかな」と感じ始めるかもしれません。その時は応援してあげましょう。

最初に手を付けるべきおすすめの場所は「クローゼット」です。流行に左右されず、自分の生活スタイルに合ったものだけを残すと自然と物が減っていきます。

服の数が減り、スタイルが決まると、毎日の「何を着よう？」という悩みも解消され、リラックスできる時間が生まれます。

物が多すぎると、選ぶこと自体がストレスになることも。クローゼット内の物を減らし、選択をシンプルにすると、驚くほど身軽に感じられるでしょう。

もし断捨離を始めるなら、50代からの暮らしを想像してみましょう。物の数と収納スペースを見直し、「何を手放すか」を決めることで、迷いなく進められます。

今後、運動能力が向上するわけではないので、簡単に出し入れできる収納を選ぶと良いでしょう。

家族全員が物の場所を把握し、自由に使っても元の場所に戻せるような整理整頓された部屋を目指しましょう。「私だけが知っている」から「誰でもわかる」収納にすることが、今後の生活において大切です。

そのためには、家族全員が分かりやすい場所への収納に心がけ、整理整頓して物の配置が変わったら、しっかりと全員に通知することが大切です。

すみれ

私の母も整理整頓が好きで、よくキッチン周りを整理していました。しかし、物の配置を変えた際に教えてくれないため、「あれっ？いつもココに置いてあるはずなのに？？」と調味料やキッチングッズの行方を探すことがありました。

服の整理についてですが、かつて大切にしていた服が、今では「もう着ないな」と感じることはありませんか？

若い頃はどんな服でもそれなりに似合っていたのに、年を重ねると似合う服を探すのが難しくなりますよね。

そのことに気付いたとき、多くの服を手放しました。そして、今はシーズンごとに少しずつ新しい服を買って楽しんでいます。

クローゼットの次に取り掛かるべきは「キッチン」です。鍋やフライパンが多すぎて、収納に困った経験はありませんか？

特に調理に使う器具やグッズは、知らないうちに増えていることがあります。特に百均ショップなどで安易に購入したグッズ類はいつの間にか引き出しを占領しているということがあります。また、大きな鍋などはその量を減らすと、洗いや片付けも楽になり、重い物を扱う負担も減るものです。

断捨離の専門家の中には「物が積み重なると家がよどみ、人間関係もよどむ」と言う人がいます。

何もない空間を好む人もいれば、お気に入りのものに囲まれている方が落ち着く人もいます。大切なのは、物に埋もれず、好きなものを心地よく見渡せる空間を作ることです。

50代から徐々に自分の時間が増えていく時期になるので、その時間を有意義に使うためにも居心地の良い空間を作る努力は大切です。

50代は家族構成や生活スタイルが変わる時期です。家族が一緒に住んでいる場合もあれば、夫婦二人だけ、または一人暮らしを楽しんでいる人もいるでしょう。

それぞれの家庭に合わせた空間を作ることが、シンプルライフのメリットです。

毎日がご機嫌で過ごせる空間、これが私たちの考える幸せのゴールではないでしょうか。断捨離によって物を減らし、その幸せを感じてみませんか。