50代は新たな挑戦と再発見の時期と言うう人がいます。人生100年と言われる現代では、半分の折り返し地点とも言えるでしょう。そこで、50代になったら、過去の経験を活かしつつ、新しい道を見つける時間を設け、自分の本当の声に耳を傾け、心から楽しめることを見つけるチャンスをつかみ取りましょう。
この記事では、50代から何を考え、何を始め、そのためには何をしたら良いのか紹介します。
50代は人生の折り返し地点
50代は人生の折り返し地点とよく言われます。この時期は、仕事や家庭での役割が変わり、自分自身と向き合う機会が増える時期です。
私の先輩ですが、50代になって子供たちが独立し、旦那さんとの二人暮らしが再び始まった頃、自分の時間が増え、若い頃に諦めた絵画を再び始め、地元のアート教室に通うようになりました。最初は趣味の範囲でしたが、やがて作品が評価され、地域の展覧会で入賞するほどになりました。絵を通じて新しい友人もでき、人生が一層豊かになったと彼女は語ります。
それでは、50代という年代がどんな時期かを捉えるところからスタートしましょう。
50代は収入面での変化が始まる時期
会社員の50代は多くの人が職場で管理職に就く年代と言えます。そして、この時期は年収が最も高くなる傾向がありますが、一方、60代で退職する人が増えるため、その収入も次第に減少していくのです。つまり、50代は収入面での転換点とも言えます。
50代は生活の流れが変わる時期
家庭面では、子供が自立し始め、家庭内が落ち着く時期でもあります。会社においては、経験やスキル、地位などによって若い頃のような忙しさから開放され、女性にとっても、子育てや家事の負担が軽減され、ゆったりとした時間が増えることでしょう。
こうした状況から、50代は多方面での転換点と言えます。そして、この時期に将来についてじっくり考えておくことが、とても重要なことなのです。
多くの人が50代での見直しを怠り、後悔している事実があります。時間に余裕ができるこの年代だからこそ、将来に向けた計画を立てる必要があるのです。
50代から考えるべきこと
50代から考えるべきことは、人生100年時代における後半50年の過ごし方です。
これまでの仕事が定年を迎え、子供が自立し、夫婦二人の生活が増える時期です。定年後の収入や生活のあり方についても考える必要があります。
まずは、50代を機に生活の中心を再評価してみましょう。50代から新たに始めたいことや、50代でやめるべきことについて考えてみましょう。
50代から始めるべき5つのこと
50代から新しいことを始めることを考えると、人生の後半に向けた準備として非常に重要です。
年齢を重ねるごとに「1年が早く感じる」と言われるのは、新しい経験が減り、既知のことが増えるからです。その結果、時間が速く感じられるようになります。
そこで、50代から新しいことに挑戦することで、新しい経験によるドキドキ感を楽しむことができます。以下に、50代から始めるべき5つのことを紹介します。
1. 新たな趣味を見つけよう
50代から新しい趣味を始めることは、自分のアイデンティティを再発見する絶好の機会です。
時間に余裕ができた今こそ、これまで挑戦できなかった趣味を楽しむ時期です。私の先輩が絵画を始めたように、例えば男性なら料理を始めてみたり、女性ならDIYに挑戦してみたりするなど、これまで試したことのない新しい分野に取り組んでみるのも良いと思います。
2. 健康管理と体力作りに勤しもう
50代からは、健康管理と体力作りがますます重要になります。今まであまり運動してこなかった人でも、この時期から健康に気を配ることが必要です。
「階段が辛い」「膝や腰が痛い」「ちょっとした段差でつまずく」などの症状が増えてくるかもしれません。これを防ぐために、日常的に体を動かし、健康を維持するための運動を始めましょう。
つい最近の話ですが、私は運動不足の解消と健康維持のために、chocoZAP(チョコザップ)に入会しました。地元駅前にある店舗で、時間があるとき15分から30分程度の短い時間ですが、無理しない筋トレやトレッドミルでウォーキングしています。週に2~3回の運動ですが、継続してみると意外と効果が現れ、筋肉量が増え、体が引き締まり、脂肪が落ちたという結果が、スターターキットに含まれている体組成計にあらわれてきました(^^♪
3. 副業で新たなモチベーションを持とう
仕事での役割が減少する50代には、新たなモチベーションを得るために副業を始めるのも一つの方法です。これまでの経験を活かすも良し、新たなジャンルにチャレンジするも良し、後半の人生に向けて50代や60代から副業を始める人が増えています。
たとえば、ブログやアフィリエイトに挑戦したり、手芸や雑貨のネット販売を始めてみたり、未経験のジャンルに挑戦することは、新たな生きがいの発見にもつながるかもしれません。また、子供の頃に夢見ていたことに挑戦することができるのも、この時期以外にないでしょう。
ただし、注意したいことがあります。新たなことを始める際に莫大な自己投資が必要なもの、楽して稼げるという触れ込みのものは、要注意です。さまざまな手口の商材販売やコンサルタントが横行しているということも知っておく必要があります。
4. 人生設計を再評価しよう
50代は、人生後半の設計を見直す重要な時期です。
多くの人が「もっと早く始めておけばよかった」と後悔することが多いようです。収入や老後資金の計画を立てることはもちろん、理想や目標を持つことも大切です。
収入計画を含めて、50代、60代、70代、80代、90代と、今後の人生設計を具体的に描いてみましょう。2019年に報じられた老後2,000万円問題もあり、多くの人が老後の安心を考えるようになりました。今こそ、しっかりと計画を立てる時です。
5. 必要なもの・不要なものを見極めよう
50代で取り組みたいことの一つに、物の整理があります。自分にとって本当に必要なものと不要なものを見極め、シンプルな生活を心がけることが大切です。
終活の始めとして、心身をリフレッシュする断捨離を行ったり、必要なものだけを残す習慣を身につけましょう。
このように、50代になったら新たな挑戦を通じて、充実した後半生を過ごすための準備を始めましょう。
50代から始めたい前向きな7つの習慣
欲しかったものを、思いがけずプレゼントされたことはありませんか?
私たちの日常に起こるさまざまな出来事は、実は無意識のうちに自分が引き寄せているのです。
これを逆手に取り、日々の思考や行動を意識的に変えることで、望む方向へと人生を導くことができるのです。
前向きな出来事を引き寄せるために役立つ、7つの習慣がこちらです。
- 自分を褒める時間を持つ
掃除ができた、車を上手に駐車できたなど、小さな成功に対しても「私ってすごい!」と心の中で自分を褒めましょう。大げさに拍手をするのがポイントです。
自分を大切にし、前向きな言葉をかけることで、楽しいことや嬉しいことを引き寄せやすくなります。
- 夢は夢のある人に話す
夢や願いを叶えたいなら、同じように夢を持つ人たちと付き合いましょう。
例えば「こんなことをやってみたい」と話すと、前向きで明るい反応が返ってくるでしょう。その結果、情熱がさらに高まり、自信も増し、夢や願いが現実のものとなります。
- 雨の日もご機嫌でいる
「雨の日=憂鬱」と決めつけず、「可愛い傘やおしゃれなレインコートが楽しめる!」と考えてみましょう。少しの工夫で、ポジティブな面を見つけ出し、気持ちを明るく保つことができます。 - 値段を見ずに買い物をする
買い物をする時は、価格にとらわれずに自分の「大好き!」という気持ちだけで選びましょう。そうして選んだものは、本当に満足できるものですし、幸せな気持ちになれます。 - 旅の計画は自分で立てる
旅行に行く際は、他人任せにせず、自分のやりたいことを計画しましょう。自分のやりたかったことをすることで、旅がより充実したものになります。 - ネガティブな感情をその日のうちに解消する
「怒り」や「悲しみ」などの感情は自然なものですが、いつまでも抱え込まず、その日のうちに発散しましょう。感じたことを言葉にしたり、紙に書いたり、体を動かすなどの方法で解消するのが効果的です。 - 月に一度、勇気を出して何かに挑戦する
願望があっても踏み出せずにいることは多いですが、思い切って挑戦してみると意外と簡単にできることが多いです。月に一度、意識的に新しいことに挑戦することで、人生が「冒険」のように楽しくなります。
人生の折り返しに考えたいこと始めたいことのまとめ
50代は人生の折り返し地点であり、新たな挑戦と再発見の時期です。この時期には、仕事や家庭での役割が変わり、自分自身と向き合う機会が増えます
また、50代は収入や生活の流れが変わる転換点でもあります。この時期に将来の計画を見直し、健康管理や副業、人生設計を再評価することが重要です。新しい趣味を見つけたり、健康維持のために運動を始めたり、副業で新たなモチベーションを持つことも良いでしょう。
さらに、前向きな習慣を取り入れることで、ポジティブな出来事を引き寄せることができます。50代は過去の経験を活かしつつ、自分の本当の声に耳を傾け、心から楽しめることを見つけるチャンスです。この時期を有意義に過ごすことで、充実した後半生を送る準備が整います。