長い間生きていると思い出したくない過去の経験や記憶のひとつやふたつはあるものです。ネガティブな記憶を引きずっていても仕方ないし、嫌な記憶がフラッシュバックするのも精神的に良くありません。
そこで、過去の辛い記憶を手放す7つの「心の重荷を解消する方法」を紹介します。
昔の嫌な出来事が夢に出てくる
昔の出来事が夢に現れ、それが非常に生々しく不快になった経験はありませんか?
この方の場合、夢に現れる不快な体験は無意識に根深く残っている可能性があります。でも、もし、日常生活で過去の嫌な思い出を葬り去ることができるとしたら、悪夢は激減するのではないでしょうか?!
過去の嫌な記憶を消す方法!
思い出したくない過去の嫌な記憶を消す方法を7つ紹介します。自分のスタイルに合う方法を選んで、試してみてください。
1. 過去ではなく現在に焦点を当てる
過去の辛い体験を振り返って、今感じている不快感に取り組むことが重要です。
過去の出来事は変えられませんので、それにいつまでもこだわっていることがマイナスとなります。そこで、現在の自分の感情や反応を変えるようにするのです。
過去にとらわれず、今の気持ちに向き合うことが解決に繋がります。
2. 出来事に意味を付与するのは自分自身である
自分が経験した出来事に対する解釈や意味づけを見直してみましょう。
物事そのものに良い悪いを考えるのではなく、まずは単なる事実として受け止めます。そして、辛い出来事に対する解釈を変えることで、現在の自分をより良い状態に導くようにするのです。
3. 過去を封じ込めず、紙に書き出す
辛い記憶を封じ込めず、詳細に思い出して紙に書くことが効果的です。
冷静に過去の出来事を振り返ることで、現在の自分にどのように影響を与えているのかを理解し、感情を整理することができるのです。紙に書き出す行為は、試してみると分かりますが、意外と物事を客観的に見るのに効果的です。
4. 起きたことから逃げず、今すぐ折り合いをつける
過去の出来事と向き合い、それに対してどう折り合いをつけるかを考えましょう。
過去をニュートラルな出来事に変えることで、悪夢になることを防ぎましょう。無理に忘れようとするのではなく、感情をしっかりと受け止めることが大切です。
5. マインドフルネスを実践する
マインドフルネスを取り入れ、今この瞬間に集中することで、過去の辛い記憶から離れやすくなります。
現在の自分にフォーカスし、過去の出来事にとらわれないようにするのが効果的です。ヨガや座禅、瞑想法などを活用してみると良いでしょう。いわゆる『全集中』的な解決方法です。これをマスターするとアンガーコントロールもできるようになります。
マインドフルネスとは、「今、この瞬間」に意識を集中し、物事をありのままに受け入れる心の状態を指します。
過去の後悔や未来の不安にとらわれず、現在の感覚、思考、感情に気づき、それらを評価せずに観察することが特徴です。瞑想や呼吸法を用いて訓練することが多く、ストレス軽減や精神的安定、集中力向上などの効果が期待されています。現代では、メンタルヘルスや自己成長の手法として幅広く取り入れられています。
6. 過去を思い出させるものを避ける
過去の嫌な記憶を引き起こすような物や行動を避けることが効果的です。
自分の身の回りにある記憶のトリガーを特定し、取り除くことで、過去を思い出す機会を減らすことができます。嫌な過去の記憶につながるようなもの、連動するようなものを排除することは、意外と簡単にできるはずです。
7. 被害者意識を手放す
過去の出来事を他人や状況のせいにするのではなく、自分の感情や行動に責任を持つことで、辛い記憶を中立的なものに変えることができます。
自分自身の選択や行動に焦点を当て、過去から解放されることを目指します。自分が被害者だと心の隅にある限り、嫌な思い出は続きます。
嫌な思い出を排除したエピソード
数年前の友人との大きな喧嘩がずっと心に引っかかっていました。その時の言い争いは激しく、お互いにひどい言葉を投げかけた結果、友人との関係は断絶してしまったのです。
それから、何かをするたびに「あの時もっと冷静に話せていたら」と後悔が押し寄せます。何度も夢にまで出てきて、朝起きると胸が重くなる。それが原因で自分に自信が持てなくなり、新しい友達を作るのも怖くなってしまったのです。
でも最近、この『嫌な過去の記憶を消す方法』を知って、あの過去をしっかり受け止めることで、自分を許し、次の一歩が踏み出せるようになりました。過去を振り返ることは苦しいけれど、それがあったから今の自分があるんだって感じて、少しずつ前に進もうとしています。