近所にお嬢さんの部屋がゴミ部屋で困っている友人がいます。
ゴミ部屋は、視覚的なストレスを増し、物が見つからずイライラが募ったり、片付けなければならないというプレッシャーや、乱雑な環境が心の安定を妨げ、睡眠の質を低下させたりすることがあるっようです。ゴミだらけの部屋は、ほこりがたまりやすく、アレルギーや健康問題を引き起こしやすいうえ、災害時のリスクも高まります。
この記事では、ゴミ部屋のデメリットや部屋を片付ける順番、キレイな部屋に保つコツなどを紹介しますので、清潔で整理され部屋で心身の健康を保つために役立ててもらえると嬉しいです。
汚いゴミ部屋がもたらす悪影響
散らかった部屋、ゴミ部屋に住み続けると、以下のような3つの悪影響(デメリット)が生じます。
1.ストレスの蓄積
- 必要な物が見つからず、イライラが増える
- 片付けなければならないというプレッシャーを感じる
- 目に入る情報が多く、心が落ち着かない
散らかっている部屋では、物が多いために視覚的なストレスが増し、睡眠の質が低下したり、集中力が欠如したりします。その結果、心身ともに疲れやすくなります。
2.心身の健康への影響
- ゴミやほこりが溜まりやすく、アレルギーや健康問題を引き起こす
- 散らかった環境で生活することで、社交的な活動が減り、うつ病のリスクが高まる
- 片付けられない自分に対する自己否定感が生じる
清潔でない環境は害虫の発生を招き、健康に悪影響を与えます。精神的なストレスも大きく、社会的孤立や自己否定感が増します。
3.事故や災害時のリスク
- 物が積み上がった状態では、地震などの災害時に避難経路を塞ぐ
- コンセント周りのほこりが火災の原因になることがある
- 床に物が散乱していると、つまずいて怪我をする可能性が高まる
散らかった部屋は災害時に大きなリスクを伴います。地震などの揺れで高く積まれた物が倒れて避難経路を塞ぎ、迅速な避難が困難になります。また、コンセント周りに溜まったほこりが火災の引き金になることも。床に散らばった物は転倒の危険を高め、怪我の原因にもなります。
特に災害時には混乱が生じやすく、散らかった環境はその混乱をさらに悪化させることになります。
きれいな部屋の3つのメリット
部屋を整理整頓することで、次のような3つのメリットがあります。ゴミや散らかった部屋とはあまり関係が内容に思える、お金、気持ち(モチベーション)及び時間などの観点で、かなり良いことが起こります(^^♪
1.お金が貯まる
- 必要な物だけを購入するようになり、無駄遣いが減る
- 物の管理がしやすくなり、食品ロスやクリーニング代の節約ができる
整理整頓された空間では、物の管理がしやすくなり、無駄遣いが減ります。これにより、経済的なメリットが生じます。部屋が整理されていると、効率的な生活できるので、仕事や他の活動に集中でき、収入が増える可能性もあります。
整理整頓の習慣がつくと物を大切にする意識が高まり、節約が自然と身につきます。そして、収支の管理や将来の計画が立てやすくなり、計画的にお金を貯めやすくなるのです。
2.気持ちが前向きになる
- きれいな部屋で生活すると、ストレスが軽減され、モチベーションが上がる
- 人を招きやすくなり、良好な人間関係が築ける
清潔な空間は心の安定をもたらし、日常の生活に前向きな影響を与えます。キレイな部屋には、友達も呼びやすくなるし、新しいものへの取り組みもしたくなってくるはずです。
3.時間に余裕が生まれる
- 散らかっていると探し物に時間がかかるが、整理されていれば効率が良くなる
- 片付けのプレッシャーから解放され、やりたいことに時間を割ける
整理された環境では探し物の時間が減り、日常生活がスムーズになります。タイパを重視する昨今の流れからも、この時間に余裕が持てるようになるメリットは、結構大きいものと思います。
ゴミ部屋の片付け方法
ゴミ部屋を自分で片付ける方法は以下の通りです。
1. 準備 | 必要なアイテム(マスク、軍手、ビニール袋など)を揃え、どのくらいの日数がかかるか計画を立てます。 |
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2. 計画を立てる | ごみの量や種類を把握し、自治体のごみ出しルールに従ってスケジュールを立てます。 |
3. 片付ける場所の順番を決める | 玄関から始め、次にリビングやキッチン、廊下と進めます。押し入れやクローゼットは後回しにしましょう。 |
4. 害虫駆除 | ゴミ部屋には害虫が多い場合があります。まずは燻煙タイプの殺虫剤を使用し、作業中もスプレータイプを携帯しておきましょう。 |
5. ごみの処分 | 明らかにごみと分かるものを「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源ごみ」に仕分けして処分します。 |
6. 物の選別 | 残すもの、捨てるもの、保留するものに仕分けし、必要ないものは思い切って処分します。 |
7. 残すものを収納 | 収納スペースを有効活用し、使用頻度に応じて物を整理します。 |
8. ごみを処分方法ごとに捨てる | 自治体のルールに従い、可燃ごみや不燃ごみ、資源ごみを順次処分します。 |
9. 部屋を清掃 | 最後に部屋全体を清掃し、埃や汚れを取り除きます。 |
注意すべき点として、ゴミ部屋の片付けは時間と労力がかかります。途中で挫折しないよう、計画的に進めることが大切です。また、害虫の駆除や大量のごみの処分など、必要に応じて専門業者の力を借りることも検討しましょう。
ゴミ部屋を防ぎキレイな部屋を維持するための10のコツ
せっかく片付けたキレイになった部屋がゴミ部屋になるのを防いで、キレイな部屋を保ち続けるための10個のコツを紹介します。日々の習慣や工夫が大切なので、具体で実践できる方法のみをまとめてみました。
1. 毎日の小掃除を習慣にする | ●1日10分だけでも掃除時間を確保する。テーブルや床の簡単な拭き掃除だけでもOKです。 ●使ったものはすぐに元の場所に戻すようにする。 |
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2. 「必要なものだけ」を持つ | ●週に1回、不要なものを見直し、捨てる・売る・譲るなどを行う。 ●新しい物を買うときは、古いものを1つ手放す。 |
3. 収納場所を決める | ●物の種類ごとに収納場所を決める。 ●使う頻度の高いものは、すぐ取り出せる場所に収納し、視覚的に把握しやすくする。 |
4. 「あとで片付ける」を減らす | ●料理中や作業中に発生するごみや使用済みの物は、終わる前に片付ける。 ●服を脱いだらすぐにクローゼットに入れる、郵便物はすぐに整理するなど、その場で完結させる行動を意識する。 |
5. 定期的に掃除の計画を立てる | ●週に一度、月に一度、まとまった掃除の時間を予定に組み込む。 ●掃除する場所やタスクのチェックリストを作成し、順番にこなしていく。 |
6. 心理的な要因を見直す | ●お気に入りの音楽を流すなど、掃除や片付けを楽しいものに変える工夫をする。 ●キレイな部屋を保つことでのメリット(心地よさ、時間の節約、ストレスの軽減)を意識し、モチベーションを高める。 |
7. 家族や同居人と協力する | ●家族や同居人の役割を決めて協力して片付けや掃除をする。 ●片付けや物の管理に関するルールを全員で共有する。 |
8. 一度に片付けすぎない | ●大掃除や片付けを一度にやろうとせず、少しずつ進めることで負担を減らす。 ●一つのエリアに集中して、エリアごとに片付けていく。 |
9. 来客をモチベーションに | ●人を呼ぶ予定を入れて、自然と部屋をキレイに保つ動機付けをする。 |
10. 収納用品を工夫する | ●収納ボックスや仕切りを使って、物が混在しないようにする。 ●見えるところに出しておく収納用品は、デザイン性のあるものを選んで、インテリアとして楽しめるようにする。 |
これらの10個のコツを日常的に実践することで、ゴミ部屋になるのを防ぎ、清潔で快適な住環境を維持することができますよ。
ゴミ部屋の片付け方のまとめ
ゴミ部屋の悪影響、部屋を片付け方、キレイな部屋に保つコツなどを紹介してきましたが、いかがでしたか?
ゴミ部屋の子ども部屋のある友人にも話したところ、できる範囲で実践しているようで、だいぶキレイな部屋になったと言っていました。特に、一度片付けしたところからリバウンドしないように、きれいな部屋を保つコツを習慣化したところ、汚い部屋には戻らなくなったと言っていました。
みなさんも、清潔で整理され部屋で心身の健康を保つために役立ててもらえるとありがたいです。