電子レンジが「ピーピー」と停止し、ドアを開けた瞬間、何となく不安がよぎります。そしてやはり、蓋が堅く閉じられ、開かないのです！
こんな経験、皆さんもされたことがあるかもしれませんね。
頻繁にこの問題に遭遇していると、「蓋を少し開けてから加熱してください」という指示が書かれていたことに後になって気付くということもしばしばです。蓋が不思議と元の位置に戻ってしまうこともあります。
ここでは、蓋を簡単に開けるための役立つテクニックをいくつかご紹介します。さらに、電子レンジを使用せずに固くなった蓋を開ける方法もお教えします。
プラスチック蓋が固くなる主な理由
プラスチック容器の蓋が固くなってしまう主な理由は、次の2つです。
- 気圧変化
電子レンジで加熱後に蓋が開かない場合、それは気圧の変化が原因かもしれません。加熱されたことで発生した蒸気が冷めると、容器内の気圧が下がってしまうため、外気との圧力差により蓋が密閉されます。これにより、蓋が開けにくくなります。 - 蓋と容器の隙間に異物が挟まる
食品を容器に入れる際、うっかりと蓋と容器の間に何かが挟まることがあります。時間が経つと、それが固まり、蓋が開かなくなることがあります。
蓋が開かないと困ることとは
プラスチック容器の蓋が固く閉じてしまい、開かないという問題は、日常生活で非常に困ることが多いです。例えば、ランチボックスやお弁当の蓋が開かないと、お昼休みにすぐに食事ができない状況になります。また、外出先で水筒の蓋が固くて開けられない場合、水分補給ができずに困ることがあります。
特に忙しい朝にスムージーを作った後、その容器の蓋が開かないと、時間がない中でさらに焦りを感じることになり、一日の始まりが慌ただしくなります。このような時、無理に蓋を開けようとすると、手や指を痛めるリスクも伴います。場合によっては、蓋を壊してしまい、中身がこぼれることで食品が無駄になり、経済的な損失にもつながります。
更に、例えばジャムや調味料など、保存食の蓋が開かない場合、料理の進行がストップしてしまい、予定していたメニューが作れなくなることもあります。このように再度購入する必要が生じたり、代替品を急いで探さなければならないこともあり、余計な出費や労力が発生します。
これらの日常的なトラブルは、生活の質を下げるだけでなく、日々のストレスの原因ともなってしまいます。
固い蓋を開けるための5つの裏技
固くなって開かなくなってしまった容器の蓋を開ける裏技を5つ紹介します。開かなくなってしまった状況に合わせて使い分けて、上手く蓋を開けて下さい。
- 電子レンジで加熱
気圧の影響で蓋が固くなってしまった場合、電子レンジで蓋を温めることで内部の気圧を調整し、開けやすくします。ただし、加熱しすぎないよう注意しましょう。 - 温かい水を使用
蓋に温かい水をかけると、蓋が少し膨らみ、蓋と容器の間に隙間が生まれます。これにより内部の気圧が調整され、蓋が開けやすくなります。 - 容器を変形させる
気圧の変化や蓋と容器の間に何かが挟まっている場合、容器を両手で強く握り、少し変形させることで隙間が生じます。 - 温水につける
蓋が固く閉じている場合、ぬるま湯に蓋部分を浸すと、固着している部分が柔らかくなり、蓋が開きやすくなります。 - 滑り止め手袋を使う
滑り止め手袋を使って蓋を開けると、より強いグリップ力で簡単に開けることができます。
開かなくなった蓋の開け方についてのまとめ
プラスチックの蓋が開かないというストレスは誰にでも起こり得ることです。ここで紹介した便利なテクニックを使って、次回からは蓋をスムーズに開けましょう。
電子レンジを使用する際は、蓋を取り外すか、適度に開けてから加熱することで、蓋が密着して開かなくなるのを防ぐことができます。
これで、快適なキッチンライフをお楽しみいただけることと思います。
